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磁力を利用したアクセサリーとして定着している磁気ネックレス。一方で、「磁気ネックレスは効果がない」という声も根強くあります。
この記事を読んでいる方の中には、効果があるという意見と、効果がないという意見の両方を目にして、買うべきか迷っている方もいるはずです。
そこで今回は、磁気ネックレスに承認されている効能効果はどこまでなのか、科学的な根拠はあるのか、副作用や合わない人はいるのかを、公的な情報と研究データをもとに整理していきます。
目次

磁気ネックレスというと、疲れが取れる、運動のパフォーマンスが上がる、といったイメージを持っている方が多いかもしれません。
ただ、ここは正確に押さえておく必要があります。日本で「家庭用永久磁石磁気治療器」として認証を受けている磁気ネックレスの場合、承認されている効能効果は「装着部位のこり及び血行の改善」だけです(※1)。
つまり、首につけるタイプなら首まわり、腕に巻くタイプなら腕まわり。あくまで装着している部位に限った話であって、体全体の疲れや睡眠、運動能力について認められているわけではありません。
ここが、期待と実際のいちばん大きなズレです。
磁気治療器として認められているのは、磁力の強さが35〜200ミリテスラのものです(※1)。数字が大きいほど良いというものでもなく、上限も決まっています。
逆にいうと、この範囲に入っていない磁石入りアクセサリーは、見た目が似ていても医療機器ではありません。ファッションアクセサリーとして売られている「磁気入り」の商品と、認証を受けた磁気治療器は別物、ということです。
購入する前に、パッケージや商品ページに「管理医療機器」「認証番号」の記載があるかどうかを確認すると、この2つは見分けられます。

認証を受けた医療機器であるにもかかわらず、「効果なし」という声が出てくるのはなぜか。理由は大きく3つあります。
先ほどの通り、承認されているのは装着部位のこりと血行についてだけです。全身の疲れや寝つきの改善を期待して買うと、当然ながら「思っていたのと違う」となります。
販売ページやレビューで語られる体感の幅が広いぶん、期待値だけが先に膨らみやすいカテゴリーでもあります。
磁気に限らず、体に触れるものの感じ方には個人差があります。同じ製品でも、はっきり違いを感じる人と、何も変わらないという人が分かれます。
その差が、そのままレビューの評価の割れ方として表に出てきます。
永久磁石の磁力は、離れるほど急激に弱まります。肌に密着している部分と、そこから数センチ離れた場所では、届いている磁力がまったく違います。
「首につければ肩も腰も」とはならないのは、この物理的な制約があるためです。

ここが、いちばん知りたい方が多いところだと思います。結論からいうと、痛みの緩和については、静磁場(永久磁石の磁場)の効果を支持する結果は出ていません。
2007年にカナダ医師会雑誌(CMAJ)に掲載されたメタアナリシスでは、静磁場を使った製品を扱った29件のランダム化比較試験がまとめて解析されました。その結果、痛みの軽減について本物の磁石と偽物(磁力のないダミー)のあいだに統計的な差は認められませんでした(※2)。
ただし、この研究には補足があります。変形性関節症については、他の症状と比べて有望な結果が見られたとも報告されています。条件によっては、今後の研究で評価が変わる可能性は残っている、という状態です。
ここで混同されやすい点を整理しておきます。
管理医療機器の認証は、製品の安全性と品質が一定の基準を満たしていることを第三者認証機関が確認したものです。誰が使っても必ず体感がある、ということを保証する制度ではありません。
認証を受けている=安心して使える。ただし、認証を受けている=全員に効く、ではない。この2つを分けて考えると、判断がしやすくなります。

科学的根拠が限られていることから、体感はプラシーボ効果(プラセボ効果)によるものだと主張する方もいます。
プラシーボ効果とは、本来その作用を持たないものを使ったときに、効果があると思い込むことで体に変化が出る状態を指します。これは実際に起きる現象で、医薬品の臨床試験でも必ず考慮されます。
先ほどのメタアナリシスは、まさにこのプラシーボの影響を差し引くために、本物とダミーを比べる方式で行われたものです。
ただ、思い込みであれ何であれ、本人が快適に過ごせているなら、それ自体には意味があるという考え方もできます。ここは、どこまでを納得のラインにするかという個人の判断になります。

「副作用」という言葉で調べている方も多いので、報告されているリスクを整理します。
永久磁石の静磁場そのものが体に害を与えるという報告は、一般的な使用の範囲ではほとんど見当たりません。むしろ注意すべきなのは、磁気が「他の機器に影響を与える」ケースと、ネックレスの素材によるトラブルの2つです。
磁気ネックレスの中には、メッキ加工が施されているものがあります。メッキが汗や摩擦で削れると、下地の金属が肌に触れ、かゆみや湿疹が出ることがあります。
金属アレルギーの心当たりがある方は、素材の表記を必ず確認してください。樹脂やシリコンでコーティングされたタイプなら、金属が直接肌に触れない構造になっているものもあります。
磁気ネックレスは、つけっぱなしで使う前提の製品が多くあります。ただし、汗や皮脂が残ったまま使い続けると、かゆみやにおいの原因になります。
特にシリコンや樹脂のケーブルは、汗と紫外線で少しずつ硬くなります。1日の終わりに外して汚れを拭き取るだけでも、肌トラブルと劣化の両方を抑えられます。
永久磁石の磁力は使っているうちに大きく落ちるものではありませんが、ケーブルや留め具は消耗します。数千円台の製品でも、劣化のたびに買い替えると意外な出費になります。
価格だけで選ばず、ケーブル部分の素材と交換のしやすさも見ておくと、結果的に長く使えます。

ここからは、磁気ネックレスを選ばないほうがいい方、慎重に判断すべき方について見ていきます。
これは最も重要な注意点です。日本不整脈デバイス工業会の案内では、磁気マットや磁気ネックレスなどの磁気治療器は、ペースメーカーやICDの植込み部位の上に近づけないよう明記されています(※3)。
磁気が機器の動作に影響し、場合によっては失神などを起こすことがあるためです。胸ポケットに入れることも避けるよう案内されています。
該当する方は、自己判断で使わず、必ず主治医に確認してください。
妊娠中の方が磁気ネックレスを使う場合は、事前に医師へ相談してください。
妊娠中は体調が大きく変わります。絶対に使えないというわけではありませんが、時期や状態によっては避けたほうがいい場合もあります。
前述の通り、メッキ加工の製品は肌トラブルの原因になることがあります。不安がある方は、金属が直接肌に触れない構造のものを選ぶか、磁気以外の選択肢を検討したほうが安心です。
サウナを日常的に楽しんでいる方には、磁気ネックレスは向いていません。金属やシリコンは熱をためやすく、高温のサウナ室では低温やけどのリスクがあります。
入浴やサウナのたびに外すのが面倒だから、という理由で選ぶ製品ではない、と考えておいたほうがいいでしょう。
繰り返しになりますが、承認されている効能効果は装着部位のこりと血行についてだけです。全身の疲れや睡眠を目的に選ぶと、期待とずれます。

「ネックレスは身につけたいけれど、磁気は避けたい」。ペースメーカーを使っている方や、磁気に不安がある方から、実際にそうした声をいただきます。
そういう方に向けたのが、amanogawaで取り扱っているFT™ TUNING NECKLACE TITANIUMです。
名前が似ているため磁気ネックレスと混同されやすいのですが、この製品には磁石も、磁力を帯びる素材も一切使っていません。
トップ部分はチタニウム製のカプセル、ケーブル部分は国産のTPR(熱可塑性ゴム)です。磁気を発生する部品がそもそも入っていない構造になっています。
チタニウムは、金属の中でも肌との相性が良く、汗に触れても変色しにくい素材です。医療用のインプラントにも使われている金属で、アクセサリーとしても扱いやすい特性を持っています。
ケーブルのTPRは、レザーのような質感に仕上げてあります。ゴム系の素材ながら耐摩耗性が高く、毎日つけ外ししても表面が荒れにくいのが特徴です。
トップのカプセルとケーブルは、アタッチメントで着脱できる構造です。
サイズは45cmと54cmの2種類、カラーはマットシルバー・マットブラック・ゴールドの3色。すべて日本国内で製造しており、メーカー保証も1年ついています。
そして、このネックレスにはFINE TUNING®の技術が適用されています。素材と仕上げにこだわった製品に対して、さらにひと手間を加えるという考え方でつくられたものです。
FT™ TUNING NECKLACE TITANIUMの詳細は【こちら】
製品としては、つけたまま生活できる設計のものがほとんどです。ただし、汗や皮脂が残ると肌トラブルの原因になるため、1日の終わりに外して拭き取るのがおすすめです。就寝中に外すかどうかは、寝返りでの引っかかりが気にならないかで判断してください。
決まった期間はありません。数日で違いを感じる方もいれば、しばらく使っても変化が分からない方もいます。感じ方には個人差があるものと考えておいたほうがいいでしょう。
MRIは非常に強い磁場を使う検査です。金属や磁石を含むアクセサリーは、検査前に必ず外してください。判断に迷う場合は、検査を受ける医療機関に事前に確認するのが確実です。
磁気ネックレスは、永久磁石の磁場を利用する製品で、条件を満たすものは管理医療機器として認証されています。一方、チタンネックレスは磁石を使わないアクセサリーで、素材としてチタンを採用しているものを指します。磁気の有無がいちばん大きな違いです。
磁気ネックレスについて整理すると、次の通りです。
期待する範囲を正しく把握したうえで選べば、納得して使える製品です。
一方で、磁気そのものを避けたい方には、磁石を使わないネックレスという選択肢があります。FT™ TUNING NECKLACE TITANIUMは、チタニウムと国産TPRケーブルでつくった、磁気を使わない一本です。
FT™ TUNING NECKLACE TITANIUMの詳細は【こちら】