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スポーツ選手が身につけている姿を見て、チタンネックレスが気になったという方は多いと思います。
ただ、いざ買おうとすると、磁気入り、鉱石入り、加工を施したものと種類が分かれていて、価格も数千円から2万円台まで幅があります。何を基準に選べばいいのか分かりにくいカテゴリーです。
この記事では、金属としてのチタンがどういう素材なのかというところから、種類ごとの違い、長さや留め具の選び方までまとめました。
目次

チタンネックレスは、その名の通りチタンを使ったネックレスです。ただし、すべてが同じつくりというわけではありません。トップだけがチタンでケーブルは樹脂、というものもあれば、チェーン全体がチタンのものもあります。
まずは、素材としてのチタンがどういう金属なのかを押さえておきます。
チタンは、軽さと強さを両立している金属です。日本チタン協会によれば、比重は4.51で、鉄の約60%の軽さ。それでいて重さあたりの強度は鉄の約2倍、アルミニウムの約3倍あります(※1)。
さらに際立っているのが耐食性です。海水中では白金に匹敵する耐食性を発揮するとされ、主要な金属の中でも群を抜いています(※1)。
この性質があるので、航空機の部品や人工関節、船舶の部材といった、簡単に交換できない場所に使われてきました。アクセサリーに向いているのも同じ理由です。
ここは先に整理しておきます。
チタンという金属そのものが、身につけるだけで何かをしてくれるわけではありません。チタンの価値は、軽くて、錆びず、肌に触れ続けても荒れにくいこと。つまり「毎日つけっぱなしにできる素材」だという点にあります。
アクセサリーは、外している時間が長ければ意味がありません。汗をかいたら外す、風呂で外す、寝るときに外す、を繰り返すうちに引き出しの中に戻っていきます。チタンは、その「外す理由」がほとんど発生しない素材です。
ここを踏まえたうえで種類を選ぶと、判断がぶれません。

チタンネックレスが選ばれる理由を、4つに分けて見ていきます。
前述の通り、チタンは鉄の約60%の重さで、重さあたりの強度は約2倍です(※1)。
これが体感として出るのは、長時間つけたときです。シルバーやステンレスのチェーンだと首の後ろに重さが残ることがありますが、チタンはその感覚が出にくくなります。運動中につけても跳ねにくいのは、この軽さのおかげです。
チタンが肌にやさしいといわれるのには、はっきりした理由があります。
チタンは酸素に触れると、表面に酸化皮膜(不動態皮膜)をつくります。これがバリアになって、金属イオンが汗の中に溶け出すのを防ぎます。金属アレルギーは、溶け出した金属イオンが体内のたんぱく質と結びついて起きるので、そもそもイオンが出にくいチタンは反応が起きにくい、という仕組みです。
この皮膜は、極めて短い時間で形成されます。チタンの生体適合性を表面から検証した研究では、チタン表面の皮膜は100分の1秒ほどで生成し、傷ついても30ミリ秒ほどで再生することが報告されています(※2)。傷がついた瞬間にふさがるので、日常的な擦れでバリアが失われることがありません。
ただし、チタンなら絶対に反応が出ないというわけではありません。頻度は非常に低いものの、まれに症状が出る方もいます。過去に金属で強い反応が出たことがある方は、皮膚科でパッチテストを受けてから選ぶと安心です。
耐食性が高いので、汗をかいても、雨に濡れても錆びません。手を洗うときに外す必要もありません。
スポーツやトレーニング中につけたままにしたい方、屋外で働く方にとっては、この点が実用上いちばん効いてきます。
シルバーは硫化して黒ずみ、真鍮は緑青が出ます。チタンにはそれがありません。
磨き直しや専門店でのメンテナンスがほぼ不要なので、買ったあとに手間とお金がかからない素材です。日々のお手入れについては、チタンネックレスのお手入れ方法にまとめています。

「チタンネックレス」とひとくくりに呼ばれていますが、中身は4種類に分かれます。ここを混同したまま比べると話が噛み合いません。
チタンを金属として使っただけの、アクセサリーとしてのチタンネックレスです。何かを混ぜたり加工したりはしていません。
軽さ、錆びにくさ、肌との相性という素材の利点がそのまま得られます。デザインの選択肢もいちばん広く、価格も抑えめです。
永久磁石を組み込んだタイプです。条件を満たすものは「家庭用永久磁石磁気治療器」という管理医療機器として認証されています。
認証を受けた製品の効能効果は「装着部位のこり及び血行の改善」と定められています。首につけるタイプなら首まわりについての話で、体全体を対象にしたものではありません。
また、ペースメーカーや植込み型除細動器を使っている方は使用できません。磁気が機器の動作に影響するためです。詳しくは磁気ネックレスの記事にまとめています。

チタンに加えて、トルマリンやゲルマニウム、各種セラミックを組み合わせたタイプです。
選ぶときに注意したいのは素材の表記です。混ぜている鉱石に鉄やニッケルが含まれていると、チタン部分は問題なくても、そちらで反応が出ることがあります。金属アレルギーを避けたくてチタンを選んだのに、というのがいちばん避けたいパターンです。
成分の表記を確認して、可能であれば試着してから決めてください。
磁石や鉱石を加えるのではなく、チタンそのものに独自の加工を施したタイプです。
磁気を発生させる部品が入っていないので、ペースメーカーを使っている方でも身につけられます。鉱石を混ぜていないぶん、素材由来のアレルギーの心配も増えません。
「炭化チタン」という言葉を見かけることもあります。これはチタンと炭素の化合物で、非常に硬く、黒に近い色が出るのが特徴です。
アクセサリーでは主に表面のコーティングとして使われ、傷への強さと黒い発色が目的です。金属としての純チタンとは別物なので、混同しないようにしてください。

種類が分かったところで、実際に選ぶときに見るポイントを整理します。デザインだけで決めると、届いてから「思っていたのと違う」となりやすい部分です。
チタンネックレスでいちばん失敗しやすいのが長さです。
目安としては、45cm前後は鎖骨のあたりに収まり、シャツの襟元から見える長さ。50〜54cmになると胸元まで下がり、シャツの中に隠せる長さになります。
服の上から見せたいなら短め、インナーとしてつけっぱなしにするなら長めが基本です。トレーニング中の跳ねが気になる方も、長めのほうが服の中で落ち着きます。
迷ったら、手持ちのネックレスを測ってみてください。今つけていて違和感がない長さが、いちばん確実な基準になります。
金属チェーンは見た目に高級感が出ますが、髪の毛が絡む、寝るときに引っかかる、といったことが起こります。
樹脂やゴム系のケーブルは、その点が起きにくく、汗をかいても拭くだけで済みます。運動中や就寝中もつけたままにしたいなら、ケーブルタイプのほうが扱いやすくなります。
意外と見落とされるのが留め具です。毎日つけ外しするものなので、片手で外せるかどうかで使用頻度が変わります。
小さなカニカン(引き輪)は、後ろ手で扱うのが難しい形です。マグネット式は着脱が楽ですが、磁石を使っているのでペースメーカーの方は避ける必要があります。
トップとケーブルが分離できる構造かどうかも、見ておくとよい点です。長く使うつもりなら、留め具まわりの作りは確認しておいて損はありません。
「チタン使用」と書いてあっても、肌に触れる部分すべてがチタンとは限りません。
確認したいのは次の3つです。
チタンネックレスの価格は、数千円台から2万円台まで幅があります。差が出るのは、主に次の点です。
安いものが悪いわけではありません。ただ、ケーブルや留め具は必ず消耗します。買い替えを繰り返すことを考えると、交換できる構造か、保証がついているかは価格と合わせて見ておいたほうがいいでしょう。

検索すると「効果ない」という声も出てきます。理由は2つあります。
先に書いた通り、チタンという金属を身につけること自体が何かをするわけではありません。ここに大きな期待を持って買うと、当然ながらギャップが生まれます。
チタンに求めるべきは、軽さ・錆びにくさ・肌との相性という素材としての利点です。ここは実際に手に取れば分かる、確かめられる部分です。
「チタンネックレス」という同じ名前で、素材だけのもの、磁気入り、鉱石入り、加工を施したものが並んでいます。
磁気入りを買った人の感想と、素材だけのものを買った人の感想が、同じ「チタンネックレスのレビュー」として混ざります。評価が割れて見えるのは、そもそも中身が違うものを比べているからです。
自分が買おうとしているものがどの種類なのかを確かめる。それだけで、期待とのズレはかなり減ります。

チタンネックレスを調べていると、「アクアチタン」という名前を目にすることがあります。名前が似ているので同じものだと思われがちですが、別のものです。
アクアチタンは、ファイテン株式会社の水溶化メタル技術によって、チタンをナノレベルで水中に分散させたものと同社が説明しています(※3)。金属の板やチェーンとしてのチタンではなく、水に分散した状態のチタンを生地や素材に含ませる、という考え方です。
つまり、次のように整理できます。
どちらが優れているという話ではなく、そもそもアプローチが違います。比べるときは、同じ土俵のものかどうかを先に確認してください。

amanogawaで取り扱っているチタンネックレスも紹介します。
トップはチタニウム製のカプセル、ケーブル部分は国産のTPR(熱可塑性ゴム)です。
TPRはレザーのような質感に仕上げてあります。ゴム系の素材ながら耐摩耗性が高く、毎日つけ外ししても表面が荒れにくいのが特徴です。汗をかいても拭くだけで済むので、運動中や就寝中もそのままにしておけます。
磁石、磁力を帯びる部品、鉱石のいずれも使っていません。
そのため、ペースメーカーや植込み型除細動器を使っている方でも身につけられます。鉱石由来の成分が入っていないので、金属アレルギーを気にして選ぶ方にとっても、確認すべき素材がチタンとTPRだけで済みます。
トップのカプセルとケーブルは、アタッチメントで着脱できる構造です。
サイズは45cmと54cmの2種類。カラーはマットシルバー・マットブラック・ゴールドの3色です。価格は¥19,800で、すべて日本国内で製造しています。メーカー保証は1年つきます。
そして、このネックレスには独自のFINE TUNING®(FT™︎)技術が適用されています。素材と仕上げにこだわった製品に対して、さらにひと手間を加えるという考え方でつくられたものです。
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チタンは錆びず変色もしにくいので、つけたままの生活に向いています。ただし、汗や皮脂が残ると肌トラブルの原因になるため、1日の終わりに外して拭き取るのがおすすめです。
入浴は問題ありませんが、サウナは別です。金属は熱をためやすく、高温のサウナ室では低温やけどのリスクがあります。サウナに入るときは外してください。
基本は、乾いた柔らかい布で拭くだけです。汚れが気になるときは、ぬるま湯で洗って水気をしっかり拭き取ります。詳しくはチタンネックレスのお手入れ方法をご覧ください。
磁気ネックレスは永久磁石の磁場を利用する製品で、条件を満たすものは管理医療機器として認証されています。チタンネックレスは、素材としてチタンを使ったアクセサリーです。磁気を使っているかどうかが最大の違いで、ペースメーカーを使っている方が選べるかどうかもここで分かれます。
MRIは非常に強い磁場を使う検査です。金属を含むアクセサリーは検査前に必ず外してください。判断に迷う場合は、検査を受ける医療機関に事前に確認してください。
チタンネックレスを選ぶときのポイントを整理します。
磁気や鉱石を使わないタイプを探している方、金属アレルギーが心配な方には、FT™ TUNING NECKLACE TITANIUMという選択肢があります。チタニウムと国産TPRケーブルでつくった、磁石も鉱石も使っていない一本です。
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