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タオルのニオイが取れない、シャツの黄ばみが落ちない。そんなときに使うのが漂白剤です。
ただ、売り場に行くと「酸素系」「塩素系」と書かれた商品が並んでいて、どれを選べばいいのか迷います。酸素系漂白剤とは何なのか、塩素系と何が違うのか。ここを押さえておくと、迷わずに選べるようになります。
この記事では、酸素系漂白剤の基本から、混同されやすい「酵素」との違い、実際の使い方までを整理しました。
酸素系漂白剤とは、酸化する力でシミの色素を分解する漂白剤のことです。粉末タイプの主成分は「過炭酸ナトリウム」で、水に溶けると酸素を発生させます。
塩素系のようなツンとしたニオイがなく、色柄物にも使えるため、家庭で日常的に使いやすいのが特徴です。
まず押さえておきたいのが、洗剤と漂白剤の違いです。日本石鹸洗剤工業会は、両者の役割をこう説明しています(※1)。
つまり、洗剤で落ちなかった「色」を相手にするのが漂白剤です。洗濯機で洗ったのに残ってしまったシミや黄ばみに使うもの、と考えると分かりやすくなります。
なお漂白剤には、除菌や消臭の働きもあるとされています(※1)。
粉末の酸素系漂白剤の主成分が、過炭酸ナトリウムです。
水に溶けると酸素を出し、その酸素が色素を分解します。お湯のほうがよく働くのが特徴で、水温が低いと反応が鈍くなります。パッケージに「40〜50℃のお湯で」と書かれているのは、このためです。
漂白剤は、色素を分解する仕組みによって3つに分かれます(※1)。
| 種類 | 仕組み | 主成分 | 色柄物 |
|---|---|---|---|
| 酸素系 | 酸化させて分解 | 過炭酸ナトリウム(粉末) 過酸化水素(液体) |
使える |
| 塩素系 | 酸化させて分解 | 次亜塩素酸ナトリウム | 使えない |
| 還元型 | 還元させて分解 | ハイドロサルファイトなど | 使えない |
どちらも酸化させて色素を分解しますが、力の強さが違います。
塩素系は漂白力が強く、白いものを真っ白にできます。ただし色柄物に使うと色まで抜けてしまいますし、ツンとしたニオイもあります。
一方の酸素系は作用がおだやかで、色柄物にも使えます。そのぶん白さを取り戻す力は塩素系に劣りますが、日常使いには扱いやすい選択です。
もうひとつ大切なのが安全面です。塩素系漂白剤の「まぜるな危険」表示は、「酸性タイプ」と書かれた製品と混ぜると有害な塩素ガスが出る、という意味です(※1)。酸素系にはこの心配がありません。
3つ目の還元型は、酸化ではなく還元という逆の反応で色素を分解します。
得意なのは、鉄分による赤サビの色や、酸素系・塩素系では落ちない特定の黄ばみです。ただし色柄物には使えず、用途はかなり限定されます。
「ハイドロハイター」といった商品名で売られているものがこのタイプです。酸素系とは別物なので、間違えて買わないよう注意してください。
「酵素系漂白剤」という言葉を見かけることがあります。これは酸素系と混同されやすいのですが、そもそも「酵素」は漂白剤ではありません。
2つの違いはこうです。
読みが同じ「さんそ」と「こうそ」なので混ざりやすいのですが、担当している仕事が違います。
そしてこの2つは、どちらか一方を選ぶものではなく、組み合わせられます。実際、酵素を配合した酸素系漂白剤は珍しくありません。色素は酸素が、皮脂やタンパク質の汚れは酵素が受け持つ、という役割分担です。
商品を選ぶときは、「酸素系か酵素系か」ではなく、「過炭酸ナトリウムが入っているか」「酵素も入っているか」という見方をすると迷いません。
酸素系漂白剤には、粉末と液体があります。同じ酸素系でも、中身と性格が違います。
| 粉末 | 液体 | |
|---|---|---|
| 主成分 | 過炭酸ナトリウム | 過酸化水素 |
| 液性 | 弱アルカリ性 | 弱酸性 |
| 漂白力 | 強め | おだやか |
| 向いている使い方 | つけおき・洗濯槽の掃除 | 毎日の洗濯にそのまま足す |
| 毛・絹 | 使えない | 使えるものが多い |
しっかり落としたいなら粉末、デリケートな衣類や毎日使いなら液体、という選び方になります。
粉末はアルカリ性なので、ウールやシルクのような動物性の繊維には使えません。ここは液体と大きく違う点です。
使い方は大きく3つあります(※1)。
もっとも手軽な方法です。洗濯機に洗剤を入れるとき、一緒に酸素系漂白剤を足します。
毎回の洗濯で汚れが残りにくくなるので、黄ばみやニオイの予防に向いています。
目立つシミには、その部分に直接つけてから洗濯します。
ただし塗ったまま長時間放置してはいけません(※1)。生地を傷める原因になります。
がんこなシミやニオイには、つけおきが効きます。粉末の酸素系漂白剤は、単独で使ってもかまいません(※1)。
お湯に溶かして20〜30分ほど浸けておくのが基本です。水よりお湯のほうがよく働きます。
実際にどのくらい落ちるのかは、6種類の食べこぼしで試した検証記事にまとめています。お湯だけの場合と並べて比べたので、得意な汚れと苦手な汚れがはっきり分かります。
便利な酸素系漂白剤ですが、使えないものもあります。
家庭で水洗いできない衣類は、漂白もできません(※1)。まずは衣類の取扱い表示を確認してください。
金属染料や金属製の付属品を使った衣類は、漂白できないことがあります(※1)。ボタンやファスナーが金属のものは、変色する場合があるので気をつけてください。
粉末タイプは弱アルカリ性なので、ウールやシルクは傷みます。これらには液体タイプを使ってください。
過炭酸ナトリウムは水に溶けると酸素を発生させます。フタで密閉した容器に入れると、内圧が上がって危険です。口の開いたバケツや洗い桶を使ってください。
厳密には、過炭酸ナトリウムは酸素系漂白剤(粉末タイプ)の主成分です。「酸素系漂白剤」がカテゴリーの名前、「過炭酸ナトリウム」が中身の成分名、という関係になります。
酸素系は色柄物にも使えます。ただし念のため、目立たないところで試してから使うと安心です。塩素系と還元型は色が抜けるので使えません。
粉末の酸素系漂白剤は、洗濯槽の掃除にも使われます。お湯を張って溶かし、しばらく置いてから運転する方法が一般的です。機種によって手順が違うので、洗濯機の説明書も確認してください。
酸素系であれば、いつもの洗濯用洗剤と一緒に使えます。塩素系は「まぜるな危険」の表示があるものと混ぜてはいけません。
amanogawaで取り扱っているKIRUTO(キルト)も、過炭酸ナトリウムを主成分とした粉末タイプです。
この記事で書いたとおり、酸素は色素を、酵素は皮脂やタンパク質の汚れを分解します。KIRUTOはその両方を配合しています。
また、界面活性剤を使っていません。無香料で、蛍光増白剤・着色料・柔軟剤・人工香料も入っていません。敏感肌の方や、赤ちゃん・ペットのいるご家庭でも使いやすい設計です。国内で製造しています。
そしてKIRUTOには、KIRUTO専用のパラメーターに調整したFINE TUNING®技術が適用されています。洗濯洗剤への適用は世界で初めての試みです。FINE TUNING®の機能は、洗濯後およそ1ヶ月間続きます。
普段着をチューニングウェアにアップデート。
洗濯1回あたりにかかるのは、約90円です。いつもの洗濯を、そのまま置き換えられます。
日常での使い方は使い方ガイドにまとめています。
KIRUTOの詳細は【こちら】
日常での使い方は使い方ガイドにまとめています。
KIRUTOの詳細は【こちら】